Internet of Things(IoT)ってまんま泣いてる顔文字。
それはさて置き、我が家には去年引っ越してきた時にネスト(NEST)を付けた。ネストはサーモスタットを制御する「インターネットに繋がってるサーモスタット」。WiFiで自宅LANにつながっていて、クラウド上のアカウントを介してどこからでも自宅の温度調整ができるし、パターンを学習して温度設定も自動的にしてくれる。便利なだけでなく、電力消費を最適化してくれるので長い目で見ると経済的な投資だというのが持論。
ネストの便利さに気を良くしたのか、妻が今度は「インターネットに繋がっているドアの呼び鈴」、SkyeBellをアマゾンから購入してきた。
SkyBellの 設置は超簡単。
まずは今あるドアベルを外して
SkyBellをつなぐだけ。極はないのでどっちの線につないでも大丈夫。
(注:これは120Vを16Vに下げてくれるトランスフォーマーがついている場合。通常、ドアベルにはこのトランスフォーマーを介して電力が供給されてる)
設置完了した様子。
この状態でドアベルとして機能します。ボタンを押すと「ピンポン!」っとなるわけですね。
でもこれだけだと高価でおしゃれなドアベルを買った、というだけの話になってしまう。
次にしなくてはいけないことの手順は、
- iPhoneにSkyBellのアプリをインストール
- SkyBellのアカウントを新規作成
- SkyBellの個体識別番号を登録(アプリが設定の一部として聞いてくる)
- 自宅LANにWiFiで繋ぐ(SSIDとパスワードを聞いてくる)
- SkyBellのオプションを設定(うちは「通知」と「モーションセンサーを使う」をONにしている)
設定の一部としてファームウェア等のダウンロードがあるんで、実際に使えるようになるにはしばらく時間がかかる。
SkyBellでは通常こんな使い方ができる。
- お客さんがドアベルを押すと家の物理的な「ピンポン!」が鳴る。(まぁ当然ね)
- 通知オプションをONにしているなら、アプリにも通知が来る。この通知はまるでSkype通話みたいなものでSkyBellがクライエント端末として機能し、アプリとSkyBell間でVoIPセッションを開始できる(無視もできる)。
- セッションを開始すると、まるでSkypeのビデオ通話のようにドアの前に立つお客さんをSkyeBellのカメラを通して「見る」ことが出来る。SkyBell側にはモニターがないんで、お客さんはこちらを見ることは出来ない。
- アプリの通話ボタンを押すと、こちらから「どちら様ですか?」っと話かけられる。
- お客さんも「あの、隣に住んでいるものですが、お醤油を切らしているんで・・・」などと返答できる。
ちなみに「写真を撮る」というボタンがあり、いつでもビデオの静止画像を保存できる。
また、セキュリティーカメラとしての機能としてこういう使い方もある
- 怪しい人がドアの前に立つが、ドアベルは押さない。
- モーションセンサーがONになっている場合はアプリ内の呼び鈴が鳴り、通知が来る。
- セッションを始めると、その怪しい人をビデオで確認できる。SkyBell側からはビデオ撮影されているかどうかは分からない。
- 怪しい人が知らない人なら居留守を決めるか、警察に電話するか、などの対処を取れる。
まだ試していないけど、このSkyBellとのセッションはネットを介してどこからでも出来るらしい。なので、出先でお客さんが訪ねてきた場合などにも対処できる。
というわけで「インターネットに繋がった呼び鈴SkyBell」は、ビデオカメラ、マイク、スピーカー、WiFiコネクター、モーションセンサー、そして呼び鈴スイッチ、といったパーツが内臓されていてかなり高度な機能を実装している。