会社に数台3Dプリンターがある。
「ガレージ」と呼ばれるエリアにレーザーカッターなどと一緒に設置されていて、社員はいつでも自由に使ってもよいとのこと。
仕事に関係したプロジェクトはもちろん個人的なプロジェクト、たとえばおもちゃやパズル、日曜大工に自転車のパーツ、電子工作やロボットのパーツなど、なんでもありだそうな。
せっかくなんで使ってみた。
普通の紙のプリンターとほぼ同じような気軽さで立体オブジェが印刷できることが分かって、これから何を作ろうか(印刷しようか)楽しみ・・・!
以下、どういう流れだったかの紹介。
ガレージにある3Dプリンターのうち3台は、MakerBot製。
MakerBot製の3D プリンターに印刷する場合は、MakerBotのアプリケーションをダウンロードしてインストールする。
MakerBotアプリケーションはこんな感じ。印刷だけでなくプロジェクトをアップロードして管理することも出来る。
もちろん自分のプロジェクトは空っぽ。
プロジェクトはMakerBotが運営する(たぶん・・)www.thingiverse.com から自由にプロジェクトファイルをダウンロードして、そのまま3D プリンターに送ることも出来る。
だがしかし、せっかくなんで、どんなに単純でも自分でデザインした3Dオブジェを印刷したい!
というわけで3Dデザインをするにはどんなアプリが(特に無料で!)出来るかを調べたら、とりあえず初心者は
がよいとのこと。3dtin はオンラインツールなんでインストール不要。サイトですぐデザインが出来る。
3dtin にはチュートリアルが用意してあって、一本2分弱の動画で基本的操作が理解できる。パワポが出来るならすぐに出来るようになると思う。
とういわけで、だいたいわかったんでプロジェクトを作成!
とりあえずは娘たちにそれぞれネームタグを作ってあげることにした。
Text Templates というツールでアルファベットの形を作る。
任意の文字を入力し、フォントを選ぶ。あまり自由度はないのかな。他の3Dデザインツールを試してないので何ともいけないけれど、初心者には十分だと思う。
文字のオブジェクトを作ったんだけど、立った状態なので、それを寝かせるために「ローテーション」処理をする。
うまいこと寝てくれた。
プロジェクトは 3dtin 上でも保存できるし、念のためにした。ただ、印刷するにはMakerProへアップロードしなくてはいけない。 3etinにはMakerProへのエクスポート機能も付いている、だけど2回ほど試したけど統合があまりよく出来てないのか失敗。
なので普通にダウンロードして、それからMakerProにアップロード、という一般的な2段階手順を取ることに。
ダウンロードはSTLというフォーマットを選ぶ。どうやらこれが業界スタンダード、というかもっともポピュラーなフォーマットらしい。
MakerProへアップロード完了後「My Library」にプロジェクトが出てくるようになった。
MakerProアプリケーションは自分のノートパソコンにインストールしてある。USBで3Dプリンターに繋げれば普通の紙のプリンターのように印刷できる。
「Prepare」というのが印刷プリビューにあたる。
下にちいさ~く見えるのが娘のネームタグ・・・
この状態でとりあえず「PRINT」ボタンを押して印刷してみたら・・・
小さっ!
なんかゴミみたいに小さいのが出来た・・・Orz
初めてなんで遠慮して小さいのを作ろうと思ったけど、小さすぎて何が何だかわからないものになってしまった・・・
ということで、PRINT再度挑戦。
今回はPrepareの段階で「スケール設定」というのを400%にしてみた。そうすると、元の3Dデザインを4倍にして印刷してくれる。このあたりも紙のプリンターと感覚としては同じ。
そして出てきたのがこれ。
印刷のクオリティーもLow, Standard、High があって、初めてってことでLowでやった。このあたりも紙プリンターと同じ感じ。
ということで、二人分のネームタグが完成。
本人らに渡したらとても喜んでくれた^^
こんな感じでこれから暇があれば3Dで何か印刷しようと思う。
なにがいいかな~っとちょっと考えてみて思いついたもの
- Surfaceの充電ステーション
- iPhone用のスピーカー付の台
- LEDプロジェクトのファイスプレート(穴を開けてLEDをのぞかせる)
- 子供の粘土細工用のパーツ(イチゴのへたの部分とか、パフェの器とか?)
- ドアストッパー
こんな感じかな。