シアトル生活はじめました

20年以上すんだ東海岸から西海岸に引っ越してきました。MicrosoftのUniversal Storeで働いてます。

英語が上達する「態度」

日本人が英語が上達するための「方法」については、いろいろ試して頑張ればいいと思う。人それぞれにとっての適したやり方があると思うから。

でも上達するための「態度」というか「心構え」として日本人に必要だなと、いつも思うのが・・
ばか丁寧になりすぎないようにする!

丁寧すぎて長いメールはバツ

仕事で日本人の英語メールを目にすることがあるけど、とにかく丁寧すぎる。誠意のある態度が感じられてステキなんだけど、特にビジネスコミュニケーションとしては長すぎて、かったるい。そういう書き方はラブレターだけにとどめておいて、ビジネスコミュニケーションの場合は要点からバシバシと書いた方が効果的。

ビジネスでなくても短い方が良い

普通のカジュアルコミュニケーションの場合でも、日本人が思っている丁寧さ加減から25%~50%ぐらいは差し引いたぐらいでちょうどいい。全体の内容を半分ぐらいにカットできるし、短い方がいい、と考える癖をつけるべき。

対面コミュニケーションでも要点をまず伝える

対面でのコミュニケーションの場合、日本式の上下関係とか立場の思考や関係性のくせが抜けてない感じがする。すごく丁寧にあいさつとかされて、ネイティブとしては気分がいい人もいるだろうけど、中にはそんなことどうでもよくて、とにかく話を前へ前へと進めたい人もいる。そういう人にとってはウザいと感じられる場合もある(まぁ少数だけどね。でも "What's your point?"とか"Can you get to your point?" って言われることもある。自分も長くなる傾向があるから体験した)

丁寧になろうとし過ぎてチャンスを逸する

「丁寧なメール書かないと!」とかプレッシャー感じて、ネットで用例とか検索して無駄な時間を費やして、結局相手からは「返事がいつも遅い」と思われてマイナスになることもあるかもしれない。
丁寧になりすぎる、とうか「丁寧に接しないといけない」というプレッシャーを感じると、今持っている英語力でも十分コミュニケーションできるのに、「丁寧な言い方が分からない~」っと不安になって、結局何も口にできないまま会話が先に進んじゃう場合も多いかも。

まとめ

とりあえず、日本人が思っているほど「丁寧であること」の重要性は英語コミュニケーションでは高くない。それをプレッシャーに感じている自分がいるとしたら、それをちょっと薄めた方が楽になるかもよ、って話です。
 
まぁでもそれが日本人の良さ、らしさなのかもな、と思わないでもないので、丁寧なコミュニケーションが出来て、それでなおかつ上手に英語コミュニケーションをしてる人もいると思うので、そのやり方を全否定できないな。