土日の空いた時間を使って前々からずっと考えてた
「こんなのがあったらいいな~」
「こういう道具があれば便利なのにな~」
を形にしてみました。
アイディエーションからデザイン、3D印刷、改良を繰り返してだいたい形になりました。いろんなシチュエーションで使えるようなシステムがバージョン1として出来たかな~。
で、結論からいうと、こういう感じのものが出来ました。
特筆すべきは、これ!
これは何かというと、アメリカで有名な Home Depot という建設資材ストアでただでもらえるペンキのかき混ぜ棒です(タダというのはペンキを買った人だけね。ペンキを買わずに貰いたい場合は、一言いって、貰いましょう)
これを竿を立てる構造に使えないかな~ってずっと妄想していたんです。
システムの内容は下の6個(うち、2つは印刷の都合上2つのパーツを合わせて1つになる仕組みです)
それから、この2つのパーツ
使い方その1 バッグを重しにする
どんな状況でも使えるやり方です。ちょっと安定性に問題がありそうなんですが、必要に応じて改良していこうと思います。
この3つのパーツと混ぜ棒1本を使って・・・
こんな感じでL字になるように組みます。
下の混ぜ棒の上には重しになるように釣り道具などをドサッと乗せれば多分安定するでしょう(まだ検証してませんが)
使い方その2 桟橋の床板の隙間にぶっ刺す
この写真に写っているような板をしきつめた桟橋の間に棒を立てる仕組み。
差し込む部分と、アダプターのパーツを合わせます。
こんな感じで差し込めるようになります。
使い方その3 ゴム紐で固定する
釣り場によっては、混ぜ棒をゴム紐で直接固定できる場合があります。
ゴム紐を混ぜ棒に固定するには、2つのパーツを使います。
この2つのパーツは微妙に違いがあって、写真だと右はゴム紐を通さないといけませんが、左のはゴム紐の途中から取り付け・取り外しが出来ます。団子をいくつか作って長さを調整できるようになっています。
これを桟橋の柱とか(横に寝た状態の柵などもあります)に括り付けます。
釣り竿を立てかける
ニジマスはルアーでも釣れますが、湖はのんびりと夕日を眺めながら釣るのが好きです。仕掛けを遠投して、竿を立てかけ、当たりが分かるようにラインを張ればあとはぼんやりと待つだけです。
2つのパーツを使います。
混ぜ棒の縦置き、横置きのどちらのオリエンテーションにも対応できるように穴は2か所に設けてあります。
竿を置くアームは60度ぐらい動きます。というのも、これはどうしても実現したかった「自動糸出し機能」です(この言葉が正しいかどうかは分かりません)
自動糸出し機能
ニジマスを湖で釣る時は、まぁ特になーんにもしなくても簡単に釣れちゃうんですが、きちんとフッキングが出来た方がいいですね。なんでアタリがあって、竿がちょいちょいと引っ張られると、いつもは20センチぐらい竿を下げて糸を多めに送ってあげて、それでも糸が張り出したら魚が餌を加えて泳いでるってことで、合わせてやります。
この動作の前半部分を勝手にやってくれる(だろうと期待している)のがこの仕組みです。
竿はS字のアームの上に置きます。
抵抗とか風の強さにもよりますが、アームには微妙に角度を付けておきます。
魚が糸を引っ張ったら、竿がスライドしてS字の下の段に落ちる、という仕組みです。
これだと、自動的に少しだけ糸を送って挙げられるし、竿も動いて少し音が出るはずです(鈴を点ける穴を設けてもいいかなと今思った。改良しよ)
まとめ
というわけで、がっつりFusion360(3Dモデリングツール)を3カ月かけて勉強したおかげで「イメージ→ 操作 → モデル」のワークフローがかなりスムーズに進んで、土日だけで7個のパーツのモデリング、印刷、検証、変更、が出来ました。
あれも作れる!これも作れる!
そういう妄想が膨らんで楽しいです。