シアトル生活はじめました

20年以上すんだ東海岸から西海岸に引っ越してきました。MicrosoftのUniversal Storeで働いてます。

アマゾン電子書籍「小学校でプログラミングを教える先生のためのコンピュータサイエンスの基礎」出版しました!

FBページに30回に分けて投稿した内容を1冊にまとめました。

いやぁ、ほんとうに簡単にアマゾンのKindle本って出せるんですね!

使ったツールは、Word、Word用KDPアドオン、Gimp、それからパワポのみ。イラストは同僚・友達がタブレットですいすいと書いてくれました。

米国西海岸時間の2018年4月25日、0時から5日間「無料」にしてます。(本当は1週間ぐらいに設定しようと思ったんですが、5日間が上限のようです。必要でしたらまた無料キャンペーン設定します)

https://www.amazon.co.jp/小学校でプログラミングを教える先生のためのコンピュータサイエンスの基礎-隙間時間を使って%EF%BC%91ヵ月でマスターする-レイジーラボ-渡辺毅-ebook/dp/B07CL85RRY/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1524701016&sr=8-1&keywords=%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E6%AF%85

 

内容はFBページのものと同じなんですが、新たに「はじめに」のセクションを加えて、コンピュータサイエンスの全体象と個々の概念との関連をしめす、「コンピュータサイエンスの地図」というインフォグラフィックを加えました。

以下、「はじめに」のセクションの導入部分です。

 

 2020年の新学習指導要領では、子供たちが情報技術を主体的に活用していく力をつけるための「プログラミング教育」の一環として「プログラミング的思考」を育むことが盛り込まれています。

 小学校プログラミング教育の手引(第一版)によると、「プログラミング的思考」とは、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」とあります。

 現在、この「プログラミング的思考」を育むために、さまざまな教材やアクティビティが開発・提供されています。コンピュータを一切使わずに紙と鉛筆、時には体を使って学ぶスタイルのものもあれば、実際にプログラミング言語を使ってコーディングを行うものもあります。ただし、それらの個別の概念やアクティビティが、情報技術全体の中でどのような位置を占めているか、どのように他の概念と関係しているか明確でないケースが多いようです。結果、生徒のみならず教える側の先生の間でも混乱の原因になっているようです。 

 本書は「教える側である先生」を対象に、情報技術の中心にあるコンピュータサイエンスソフトウェア工学の基礎を、その全体像を把握することを目的にまとめてあります。今後、コンピュータとプログラミング教育の現場で知っておくと役に立つ原則的な基礎知識を体系的に、そして消化しやすいフォーマットでまとめています。

 コンピューターサイエンス(コンピューター科学)は、コンピューター(計算機)を利用する「コンピュータシステム」についての学問ですが、その範囲は非常に広範囲に及びます。また「ソフトウェア工学」も同様に、ソフトウェアの設計から始まり、運用・保守にいたるまでの様々な過程をカバーします。この本では、「プログラミング的思考」を育むために必要な基本概念のみを体系的に整理し、解説することを優先しています。また、それぞれの基本概念については、全体の中での位置が分かるように「コンピュータ・サイエンスの地図」という全体図を提案しています(図表1)。

そんで、これが「コンピュータサイエンスの地図」

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コンピュータサイエンスの全体は広大で、とてもじゃないですが、1つのイメージには収まりませんが、子供たちにプログラミングを教える立場にある人にとっての基礎力としてなら、このぐらいで十分すぎるぐらいだと思います。

それぞれのコンセントのおおまかな内容が頭に浮かんで来る、ぐらいがゴールですかね~。

ばらばらではありますが、ほとんどの内容はFBページの投稿履歴から読めます。