「AIにソフトウェア開発をさせちゃおう」という試みが、具体的なツールとして出てきました(DevinとかAutoDevとか)
そういうのが出ると「ではいったい僕らは何をすればいいの?どんなスキルが必要になるの?」という疑問が自然と出てきます。
以前書いたブログですが、僕は個人的には「Problem formulation」のスキルが最重要になると思います。
watanabe-tsuyoshi.hatenablog.com
特にAIエージェント駆動の開発をするには、複数のエージェントに役割・仕事・ゴールを与えた後に「さんハイ!」とやらせるわけですが、「何の役割か、どんなタスクか、どんな目的か」などを明確にする思考が必須になります。
それこそが「Problem formualation」だと思うのです。
大きな問題を分析して整理し、分割し、解決アプローチをいろいろと考える、そういう作業はAIエージェント駆動式のフレームワークを効果的に活用するには必ず必要だと思うのです。
AIモデルに渡すプロンプトなどは、それらを「表現」するだけのもので本質ではないと考えます。それ以外のAIエージェントの設定や制約なども同じかそれ以上に重要だと考えます。
それもあって、プロンプト集とか、個々のプロンプトのテクニックにはあまり注意を払ってきませんでした。それらの賞味期限は思っているより短いと感じます。
個人的には「プロンプトエンジニア」という職種は生まれないと思います。なので、そこで区切ってスキルを高めるのはどうかと思います。それを含めて、実世界の問題の解決とAIエージェント群との橋渡しというか通訳をする仕事が重要になってくると思います(この職種には名前はあるのかな?・・・「AIソリューション・エンジニア」とか?)