シアトル生活はじめました

20年以上すんだ東海岸から西海岸に引っ越してきました。MicrosoftのUniversal Storeで働いてます。

とりあえず文系vs理系のマインドセットから脱しようか

日本はなぜか文系vs理系で分けてしまいがちだけど、総合的な「視点(perspective)」を持つことが大切だといつも感じています。
リベラルアーツは、その垣根をまたいだ学問分野。
それが今後さらに重要になってくるという内容の記事です。
私自身、大学4年までプログラミングどころかコンピューターを所有したことすらないですが、history, religion, fine arts, music, anthropology, economics, political science, そして当然、留学しているので language, などをかじりまくってブレまくりの勉強をしてきましたが、どれもガッツリ学ぶことで、ICTと人間社会のつながりがより深い次元で自分なりに理解できるようになったんじゃないかな~っと自負してます。
理系の大学や専門学校でITCスキルだけを磨くことそのものが問題だとは思いません。人は、人である以上、リベラルアーツに含まれるどれかに興味を持ち、独自に学習していくものですから。
というより逆に、文系の学校で学んでいたり、学んだ過去がある人が「私は文系だから無理」という考えを持ってほしくないのです。
ソフトウェア開発に携わる際に、プログラミングなどの技術スキルに加えて問題領域(ドメイン、業務内容)を理解することがさらに大切になってきています。なぜならAIも含めて、技術面では自動化と機能のプラットフォーム化(例:クラウド)が加速度的に進んでいて、「ゼロから構築していく技術力」より、問題をより効果的に解決していくように「既存のプラットフォームを活用していく応用力」が必要になってくるからです。そういった場合、ドメインの理解が重要になってきます。
文系でも理系でも、どちらかに軸足を置いて、もう片方は自分の興味をドライブにして意識を向けて学んでいく、というやり方が良いと思います。