子供たちに金銭感覚を身に着けてもらうためにいろんな方法があるとおもう。
今回、大陸の反対側から新しい家に引っ越してきたわけで、家具などは基本的なもの、例えばベッドとか机とか本棚とか、は業者さんにもってきてもらったけど、消耗品や日常品、それからデコレーション的なものは置いてきたかあまり持ってきていない。
というわけで、しっかり予算を組んで必要なものを購入することになった。
そして、ちょうどいい機会でもあるので、娘たちにもそれぞれに予算をつけてあげることにした。。きちんと計画して、本当に欲しいものに優先順位をつけながら、自分で能動的にモノを買う、という経験。子供も10歳になると個性が出てきて、しかも小さいんだけどそれぞれに自分の部屋が持てるということで、自分たちの部屋に置くモノも自分たちで選びたいとのこと。だったら制限なしで買い物に行って親が買い与えるよりも自分自身が考えながら買う、の方がいいと思った。
そこで、とりあえずは近所のホームセンター、そして、はやり!IKEAに行ってきました。
このビートル、シアトルのIKEAにあります^^
娘たちには「自分が欲しいと思ったものは買うか買わないかは別にして、きちんと品目と値段を紙に書き止めておくように」と指示。普段は子供お預かり部屋で遊ぶのに、この日ばかりはきっちりIKEAのショールームを端から端まで練り歩いて「これ絶対欲しい!」とか「ねぇ、これ買う?(相方が持ってて自分に無いとイヤってことがまだあるw)」とか話し合ったりして、リストにはどんどんアイテムが増えていく・・・(心の中で、う~ん、それは全部は買えないよ~、っと思いつつも自由にさせました。欲しいと思うのは自由だもんねw)
家に帰ってきたら、まず Google Spreadsheet Office OnlineでExcelを作成し、妻と娘たちと共有。全員にノートブックを持ってキッチンのテーブルに集合!の掛け声。
娘たちはしばらく自分のカーソルと他の人たちのカーソルが同時に見える状態を面白がって追いかけっことかして遊んでたww
エクセルには娘たちに別々の行を設け、そこに自分たちで品目と値段をどんどん入力してもらった。結構な数になったが、ようやく終了。
そして、口頭で、関数の使い方を教えます。こんな感じ・・
「カーソルをEの3に移動して、ダブルクリックで編集モードにして。」
「そしたらイコールサインを打って」
「次にSUMと打って、かっこを開ける」
・・・
そんな感じで無事に
=SUM(E4:E34)
みたいなセルを作ります。
「こうすると、全ての合計が出るでしょう~」っというと、
「うわ~、全部で$800ドルとかになるよ~」とか言って驚いてた。
内容は、LavaLumpとか☆のライトとかカウチ($99で奮発!)とかだけど、IKEAのすでに持っている机に着ける棚とか実用的なものも結構あった)
次いでなんで、ワシントン州の消費税、9.5%(実際には10%に略)をPRODUCT関数を使って別のセルに(税金の分もしっかり予算から出させます!)
それから家族会議(というか実質、妻と私の相談)で子供たちの予算を決定。
ずばり一人$300ドル(実は$400ドルなんだけど、それは天井に設置するファンも含めているんで実質$300ドル程度)。ちょっと多い気もするけどその代り衝動買いで買い与えることをしないで済む金額・・・だと思う。
娘たちは初めてそんな大金を任されたってことで大興奮! 当然、欲しいものはすべて買えるわけではなく本人たちも十分承知。エクセルの行をコピペして、$400ドルに収まるようにいらない項目を消していくように指示。そうすると、結構「これはやっぱりいいや~」とか「これだけは高いけど絶対欲しい」とか考え始めます。
最終的に予算に収まりました。
後日、ミニバンの後ろを空っぽにして、IKEAへレッツゴ~!
ちなみに現金での購入なので、封筒に予算分わけて、封筒そのものは大人があずかる形。初めて見た新デザインの$100ドル札に感心(私も始めてみましたwww)
娘たちと家族のモノ(妻担当)をどんどんカートに入れていきます。
そして、レジの前でカートを余分にもらってきて、「家族(妻)」と娘たちそれぞれのカートに分け、レジへ進む。買うものは自分でコンベイヤーに乗せ、支払の時に現金入りの封筒を渡す。
無事に購入し、ミニバンに積み込んで帰ってきました。
・・・そして、お父さんのIKEA家具組立大会が始まるのです・・・。