子供向けJavaScript コーディング・キャンプ 第1回(トライアル)
子供たちのためのコーディング・キャンプ
所属するNPO団体(SIJP)主催の Coding Camp。第一回目が無事終了。今回は、お試しトライアルとして主にNPO身内家族の子供たちが参加してくれました。
(もちろん、私の双子の娘たちも!)
教材内容
子供たちが体験したのは「JavaScript でグリーティングカードを作成する」というもの。
下はチュートリアルのグリーティングカード、完成した状態(クリックすると rawgit.com 経由で実際のページがロードされます。)
まずはみんなで、チュートリアルをベースにバグを直したり、機能を改善したりしていきます。
チュートリアルが終わると、今度は自分のプロジェクトとして、自由なテーマでグリーティングカードを作ります。
例えば
- 年賀状
- 暑中お見舞い
- 母の日・父の日のお祝い
- お誕生日お祝い
など。
といっても、スタート地点はほぼチュートリアルの完成段階なので、イメージを差し替えて、文字を変え、背景を変えるだけでだいたい作れます。
講義スタイルの解説などは最小限にして、とにかく自分自身でコードをいじる体験をしてもらいました。
とにかく、楽しい気分を味わって、「あれ、プログラミングって結構かんたんじゃん!」と感じてもらえれば目的は達成です。
細かい理屈や仕組みの理解は後からいくらでも出来ます。将来「あ、あれね。たしかブラウザーに読み込まれたコード、JavaScriptってやつだっけ?あれが動いてるんだよね・・・」みたいに思いだしてもらえる程度で十分だと思うのです。
教材はここに置いてます。今後フィードバックをもとに改善していきます。
進行
今回の保護者の方たちは、Seattle IT Japanese Professional とその知り合いということで、困っている子供たちを積極的にサポートしてくれました。
逆に、それぐらいのレベルのサポート・アシスタント要員が必要だという課題が見えてきました。
キャンプの進行とメインのインストラクターは私が勤めました。
ただ、長期的にキャンプをコミュニティーに提供していくにはインストラクターやアシスタントも入れ替わりながら「NPO団体」を主体として開催していくモデルが大切だと感じます。
会場
キャンプ会場はMicrosoft本社の「ガレージ」と呼ばれる多目的ルームを使用させてもらいました。
会場に関してはもうラッキーというか、ありがたい、という言葉以外見つかりません。
Microsoftは、従業員がキャンパス内の会議室等をビジネス時間外であれば、地域やコミュニティーに貢献する目的で使用することを許しています。
この多目的ルームは、大型スクリーンが6枚、ワイヤレスマイク、電源アウトレット、テーブルと椅子、保護者が待つスペース、などすべて揃っています。
MicrosoftのサティアCEOは、世界中のすべての人の可能性を最大限に引き出す支援をする、といったミッションを掲げていますが、それに沿った活動が出来るように配慮されています。
今後は、この内容を出来るだけ多くのシアトルの日本語コミュニティーの子供たちに体験してもらえるようにしていきます。