シアトル生活はじめました

20年以上すんだ東海岸から西海岸に引っ越してきました。MicrosoftのUniversal Storeで働いてます。

子供向けJavaScript コーディング・キャンプ 第1回(トライアル)

子供たちのためのコーディング・キャンプ

所属するNPO団体(SIJP)主催の Coding Camp。第一回目が無事終了。今回は、お試しトライアルとして主にNPO身内家族の子供たちが参加してくれました。

(もちろん、私の双子の娘たちも!)

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教材内容

子供たちが体験したのは「JavaScriptグリーティングカードを作成する」というもの。

下はチュートリアルグリーティングカード、完成した状態(クリックすると rawgit.com 経由で実際のページがロードされます。)

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まずはみんなで、チュートリアルをベースにバグを直したり、機能を改善したりしていきます。

チュートリアルが終わると、今度は自分のプロジェクトとして、自由なテーマでグリーティングカードを作ります。

例えば

  • 年賀状
  • 暑中お見舞い
  • 母の日・父の日のお祝い
  • お誕生日お祝い

など。

といっても、スタート地点はほぼチュートリアルの完成段階なので、イメージを差し替えて、文字を変え、背景を変えるだけでだいたい作れます。

講義スタイルの解説などは最小限にして、とにかく自分自身でコードをいじる体験をしてもらいました。

とにかく、楽しい気分を味わって、「あれ、プログラミングって結構かんたんじゃん!」と感じてもらえれば目的は達成です。

細かい理屈や仕組みの理解は後からいくらでも出来ます。将来「あ、あれね。たしかブラウザーに読み込まれたコード、JavaScriptってやつだっけ?あれが動いてるんだよね・・・」みたいに思いだしてもらえる程度で十分だと思うのです。

教材はここに置いてます。今後フィードバックをもとに改善していきます。

github.com

 進行

今回の保護者の方たちは、Seattle IT Japanese Professional とその知り合いということで、困っている子供たちを積極的にサポートしてくれました。

逆に、それぐらいのレベルのサポート・アシスタント要員が必要だという課題が見えてきました。

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キャンプの進行とメインのインストラクターは私が勤めました。

 

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ただ、長期的にキャンプをコミュニティーに提供していくにはインストラクターやアシスタントも入れ替わりながら「NPO団体」を主体として開催していくモデルが大切だと感じます。

会場

キャンプ会場はMicrosoft本社の「ガレージ」と呼ばれる多目的ルームを使用させてもらいました。

会場に関してはもうラッキーというか、ありがたい、という言葉以外見つかりません。

Microsoftは、従業員がキャンパス内の会議室等をビジネス時間外であれば、地域やコミュニティーに貢献する目的で使用することを許しています。

この多目的ルームは、大型スクリーンが6枚、ワイヤレスマイク、電源アウトレット、テーブルと椅子、保護者が待つスペース、などすべて揃っています。

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MicrosoftのサティアCEOは、世界中のすべての人の可能性を最大限に引き出す支援をする、といったミッションを掲げていますが、それに沿った活動が出来るように配慮されています。

今後は、この内容を出来るだけ多くのシアトルの日本語コミュニティーの子供たちに体験してもらえるようにしていきます。