ベイトリール、デビューしました~
ベイトリール・デビュー
バックラッシュが怖くて、どっかの広場で練習してからやろ~、っとヘタレたこと言いながら結局何もせずに数か月が過ぎた。
いかんいかん!
「完璧にキャストできるようになってから釣りに持っていこう」
ってのは
「完璧に喋れるようになってから外人と英語で話をしてみよう」
ってのと同じぐらい無意味なのにね!
バックラッシュ・デビュー
というわけで、今朝の釣りにもっていって、いきなり朝日に照らされた美しい湖面に向かって「うりゃ~!」っと、キャストしてみました。
結果は・・・ はい、ちゃんとバックラッシュしました!
というか、なぜか仕掛けが目の前にドボン!ってなりました。な、なんで~?
最初のキャストは控えめだったから大した大きさの鳥の巣にはなりませんでしたが、遠心ブレーキも、メカニカルブレーキもMAXなのに、わりと簡単になっちゃうんですね。
親指で止める、とかそういう話以前に、キャストそのものがなんかオカシイ。
数回やってもドボン。オーバーキャストでドボン。
美しい朝日をバックに、ひとりの東洋人のおじさんが何度も、オーバーキャスト→ドボン→リールから糸を引き抜き作業→スプールに巻く、を繰り返している姿って・・・。
投げ方を変えてみた
オーバーキャストだとなんかタイミングがつかめないので、サイドからゆっくりとしなるように投げてみたら・・・シュルシュル~っとある程度飛ぶようになった・・・だけどバックラッシュ!
ちょっとは飛んでいくようになったんで、サミングというネットで読んだテクニックの練習をしてみる。どうやらリールの回転を、仕掛けの出ていくスピードと合わせる技ってことらしいけど、どうしてもバックラッシュが怖くて「ギュっ!」と握ってしまうんで、仕掛けもそこでポトンっと落ちてしまう。
そもそもいまいち距離が出ない。遠投どころか、子供用の短い釣り竿でも届くようなところにしか飛ばない。かといってブレーキをいきなり緩めるのも怖いし・・・
これはもう練習してコツをつかむしかないです。頑張ります。でも当面の間は飛距離よりも酷いバックラッシュが起こらないように練習するしかない。
上手になってコツが分かったらまたブログアップします。
それでも一応、釣れるには釣れた
今日行った湖は二日ほど前に1万匹ぐらいの(!)ニジマスを放流したんで、まぁ私ぐらいの初心者でも普通に釣れます。
ベイトリールで、15メートルぐらいのキャストでも、ツンツンあたりがあったんで、規定の数より一匹少ないけど4匹をお持ち変えり。もっと粘れば当然釣れただろうけど、平日は何しろ「仕事」もしないといけないんで、撤収・・・
ベイトリールがいいなと感じたのは、まず巻いている時の安定感。ガチっと糸の張りを感じます。
それから、ドラッグの調整。あのリールのハンドルの横にある独特な形のドラッグコントロール。まだ慣れてないけど、アクセスがいいと感じる。
ベイトリールの巻き取りのギヤ比は6.3:1。よくあるギヤ比だとお店の人は言ってた。7とか8とかもあるっぽい。お~、すげー巻き取られる~っというような感覚ではなかったけど、スピニングリールよりも早く仕掛けが自分のところに来ているような気もする。ただ単に距離が出てないからすぐに戻って来ているように感じるのかもしれない(爆)
柔らかめのロッド
そもそも新しいベイトリールとロッドを買ったのは川でSteelhead(海から遡上してくるマス)を釣るのが目的。釣り方はいくつかあるみたいだけど、自分的にはdrifting(川底に沈む仕掛けを川の流れに任せてドリフトさせる)が一番楽しいと感じたんで、釣具屋さんでそれにあったロッドを選んでもらった。
お店の人にお任せで買ったので「なぜ、このロッドがdriftingに良いのか」全く理解してませんでした。なんで、ここはちゃんと理解しておこうということに。
台湾のメーカーのOkuma。
Drifting用だというのはラベルで分かる。それとは別に
SST-C-962-ML
9'6" Length ML ACTION
6-12LBS 1/4-1/2oz
とあるけど、なんのこと?
(こういうの、買う前に調べろって話ですが、いいんです・・・)
SST-C-962-MLというのは?
メーカーさんのサイトで調べてみる。
分かったこと。
- SST→シリーズ名
- C→ キャスティング用(Sだとスピニングリール用)
- 96→ロッドの全長が9.6フィート
- 2→ツーピース構成
- ML→ ロッドのパワーがMediumLight。やや軽いモノを投げるのに適している。
あと、竿には書いてないけど、テーパーというのがあって、メーカーさんのサイトのスペックによると、このロッドはMedium。これは竿の真ん中ぐらいまでグニャと曲がるってことらしい。
そして
6-12LBS 1/4-1/2oz
これは
- 6-12LBS→ ラインは6パウンドから12パウンドが適してますよ、ということ。私はお店の人に進められた10パウンドを巻いていきました。
- 1/4-1/2→ これ、実は軽いショックを受けたんだけど、投げられる仕掛けの重さ。1/2オンスって、か、軽すぎじゃないっすか?
この仕掛けの重さだと、本当にDriftingで使う、軽い錘(鉛の棒か靴紐に鉛玉を詰めたやつ)ぐらいしか投げられない。つまり、他への応用があまりできないロッド、ってことではないですか!!
悲報であり朗報でもある
このロッドがDrifitingに特化されていることは、DriftingをメインにSteelheadを釣ろうと思ってるんでいいんだけど、他に応用が利かな過ぎて、例えば6オンスとかの錘を付けて川底に生きたエビをぶち込むPlunking釣り、なんてとても出来ない。
ちなみに同じSSTシリーズでPlunkingに適したロッドを見るとパワーはH(ヘビー)で、仕掛けの重さは3/4-6LBSでした。なるほど、まったく別物じゃねか~!
朗報は、奥さんに・・・「このロッドじゃ他のことが出来ないんだよね~。もう一本必要だわ、しょうがないけど」という筋の話が出来るということ(笑
ちなみに、川でDriftingしながらSteelheadを釣るシーズンは「夏!」もしくは「秋!」です(一応「冬」も)。どちらにしろ、今ではない。
明日の釣りとかどうするの?
明日も朝行くんだけど(当然)、明日からの1年間のライセンスは「竿2本」のライセンスを買ったんで、2本持って行ってやることにする。
もう一本は今までのスピニングリール用のロッド。
ここで初めてのスペック確認www
長さは新しいやつより短い。
パワーもMediumなのでベイトリール用よりは固い。
ラインもやや重いサイズ向け。
そして、またショックだったのが、仕掛けの重さ・・・MAXで5/8オンスですと~?
今まで1オンス、冒険してそれより重い錘をつけて、ビャ~って投げてたけど、ロッドの規格としてはOUTじゃないの・・・
夏になると湖のお魚はより深い方に行くんで、みんなこぞって遠投してたけど、どうも自分のは距離がでないな~って思ってたんだけど、理由はこれだったのかも。
遠投するための理屈はこれでいい?
仕掛けを出来るだけ遠くまで運ばないといけない時は、パワーがHeavyよりで、錘も1オンスをカバーできるロッドを、なるべく曲げながらキャストする。たぶんそういうことじゃないかな。そうすると、今持っている二つのロッドじゃない別のモノを・・・
ということで、次に買うロッド(とリールも!)はしっかりと目的にあったものを買います!
釣りだけじゃないけど、なんでもとりあえず、それが合っていようと間違っていようと、「体験」を先にして、あとから「理論」を理解する。それでいいんじゃないかなと思ってる。どちらにしろ「よく分からない」が「分かる」になる体験は楽しいものです。