シアトル生活はじめました

20年以上すんだ東海岸から西海岸に引っ越してきました。MicrosoftのUniversal Storeで働いてます。

Edge の3つの機能が便利すぎてChromeから乗り換えた。後悔はしていない(ステマでもない)

ついにこんな日が来たか・・・

2週間ほど前に、デフォルトのブラウザをGoogle ChromeからMicrosoft Edge に設定しました。つまり例えばメール本文内のリンクなどをクリックすると、Edgeでページが表示されるといった振る舞いになりました。

Google Chromeはベータの頃から使っていますし、現在もサブ・ブラウザとして使っていますが。ちなみにFireFoxも時々テストなどで使います。

Edgeがまともに使えるようになる道のりは、ご存知の人も多いと思うけど、長かったです。しかしChromeと同じChromium Engineを使うという方向転換が決定的だったとおもう。これでChromeとEdgeの核心部分の差が縮まって、あとは使い勝手とかデザインとかの部分での比較になってきます。

そしてここに来て、その使い勝手の部分でEdgeが1歩、いや2歩ぐらい前に出た、っと個人的に思うにいたりました。これは「Slack -> Teams」の流れでの既視感もあるんですが、やっと追いついて、いくつかの点では追い抜いてしまった、というようなケースのように思います(個人の感想ですが)。

では、その「Edgeが使い勝手でChromeより勝っている」と感じる点について紹介します。

「垂直のタブ」と「タブのグループ化」のコンボ技が神

このコンボがとにかく最強です。もうこれを使い始めたら「水平タブ」には戻れません。下に例として夏休みのキャンプ計画を仮に想定して、関連したタブ(ページ)をグループ化してみました(僕の仕事関連のグループはいったん畳んでおります・・・)。

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「なんだ、タブのグループ機能ならChromeにもあるじゃん!」というツッコミ、受け止めました。ご指摘の通りです。私もChromeのグループ化は使っていますし重宝しています。ただ、グループ化を「垂直タブ機能」と合わせて使った時に、管理のし易さがマックスになります。

具体的には以下のような点で便利です。

  • 垂直タブの場合ページタイトルが読める。水平タブだとタブの幅が小さくなって、何のページだったか分からなくなります。サイトのアイコンぐらいしか見えなくて、仮に同じサイトの別のページだとパッとみでは分かりません。ですが垂直タブならタブ幅が大きいので問題ありません。
  • グループ化するとメンバーのタブがみなインデントされて、視覚的に分かりやすい。インデントはみなさん好きでしょう。Python使ってる人はなおさら?!これも垂直タブとの相性の良さです。Chromeの水平タブだとグループは色で分かりますが、「色 vs 配置(インデント)」だと、配置の方がパッと見てもわかるし、色盲の人にも優しい(いまやアクセシビリティ分野ではMicrosoftは一歩先にいってます。まだステマではありませんよ・・・)
  • 垂直タブだと「タブの移動」が楽。開いているタブ群って生き物のように変化しますよね。タスクAにひつようなタブがあって、そのために「タスクA」と名付けたグループがあったとしても、タスクAが終わるとその中のタブは要らなくなるから閉じますが、そのうちいくつかのタブが、別のタスク「タスクB」にも必要だたとする。そんな時、タブをグループを跨いで移動するのに、垂直タブの方が水平タブよりもドラッグする距離が短い(場合が多い)ので楽に感じます。
  • 垂直タブだと「タブを閉じる時のドキドキストレス」が無い。これは私だけかもしれませんが、水平タブでタブの幅がすごい狭くなると、それをクリックするときに誤って閉じてしまうような気がしてストレスでした。実際はタブがアクティブでないと「x」ボタンを押せないのでそんなことはないのですが。一方、垂直タブの場合はタブ幅に余裕があるので、ストレスなく開くことができるし、「x」ボタンはしっかり狙わないと押し間違えることはないです。

つまり、別の表現でまとめると「何十ものタブの中で迷子になりにくい」、そして「タブの幅の余裕があるのでいろいろストレスが減る」といったものになります。

「コレクション機能」が便利(そう)

もうひとつ自分が活用しようと試みているのが「コレクション機能」です。

コレクションは文字通り「ページ(リンク)のコレクション」をいくつも管理できるという機能です。

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それぞれのコレクションにはリンクをまとめることが出来ます。

以下、「キャンプ用品」というコレクションに4つのページを加えた状態。

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コレクションには、ちょっとしたメモなんかも付け足すことが出来ます。例えば何度も実行するワークフロー(手続き)があったとして、それに必要なページをコレクションに入れているとします。その場合、その手順のヒントや必要な情報、例えばログイン名(パスワードは書かないようにしましょうね)など、をメモとして書き足すことが出来ます。

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「コレクション機能」は実は垂直タブより前から使っていて、作業効率向上に使えないかと試している最中です。なので、これは「神ってる」とまではいいません。しかしこれは大正時代からみな使っている「ブックマーク」の代替案としてはかなり有望だと感じます。

具体的には以下のような利点があると感じます。

  • ブックマークは通常タイトル文字情報だけで「これは何か?」という問に答えなくてはなりませんが、コレクションは上のスクショで分かるように「サムネ」が見えます。YouTubeで次にどの動画を視聴するかを決める際に「サムネ」無しでやれと言われたらどうでしょう?困りますよね?サムネというビジュアルがあるおかげでより直感的に開きたいページがどれか分かります。
  • 構造的にはブックマークと変わらないんだけど、ページ先の一部がサムネやタイトルとして見えるので、ブックマークのように「自分でそれが何か」を記入しなくても済みます。ということはそれだけ自動化、というか手動のステップが減り、よってストレスも減るし、よりその機能を活用してみようという気にもなります。
  • 上のスクショのようなちょっとしたメモが出来るのが嬉しい。

ただし、コレクションは残念なことに「コレクションのページを全て新規グループとして開く」というブックマークにはある便利機能が存在しません。これはぜひ入れて欲しい。これがあれば「特定の作業に使うページのコレクション」→ 「グループ化されたタブ群」→ 「作業し、完了する」→ 「グループを閉じる」という流れが出来るんですけどね・・・。

【訂正】コレクションから「Open all」(全て開ける?)を実行したら、グループ化された状態で開きました。

なので、「コレクション」については「もうちょっと!」ってところですかね。

「コレクション」も「使える!」というところですね。

まとめ

「垂直タブ」+「グループ化」のコンボがとにかく使い易いです。ちょっと慣れるまで2・3日かかりますが、その価値はあると思います。目がついブラウザの上部をスキャンする癖がついていて、最初は戸惑いますが、昔のウェブサイトデザインによくあった「左側のツリー構造のメニュー」みたいなもんだと認識するとすぐに慣れます。