2017年シアトル、どこで何をどうやって釣ったか - ボトムフィッシュ編
下の投稿の続きです。今回はカレイやヒラメなどの底にいる魚の2017年の釣果についてです。
watanabe-tsuyoshi.hatenablog.com
ボトムフィッシュって何?
海の底にいるタイプの魚のことですね。Washington Department of Fish & Wildlife (WDFD)による定義はこちらです。
https://wdfw.wa.gov/fishing/bottomfish/identification/
いろんな種類があります。海の魚にはそんなに詳しくないのでよく分からなかったんですが、実際に釣りをすると少しずつ事情が理解できるようになってきました。
種類ごとでの2017年の進展:
- Cod系 - タラの仲間。2017年は挑戦してません。
- カレイ・ヒラメ系 - 説明は不要ですよね。カレイの釣り方は分かってきました(私はカレイしか釣れなかったけど友達はヒラメ釣れてました。)
- Greenling 系 - アイナメという種類に近いようです。美味しいのかな。 わりと簡単に釣れることが分かりました。
- Rockfish系 - 日本ではメバルとかカサゴ? ワシントン州はほぼ禁止なので無視しました。釣れてもほとんどリリースじゃないかな。
- Skulpins 系 - 「かじか」という魚に一番近いようです。よく釣れます。面倒なので出来れば掛からないでほしいぐらい。
他にもいますが略(サメとか・・・)
では、種類ごとに分かったことを紹介。
カレイ
本当はヒラメを釣りたかったんですが、カレイばかり釣れました。大きさはヌマガレイというのは割と大きかったんですが、それ以外は手のひらより小さいサイズでした。
たぶん Pacific Sanddab
YouTube先生に習って見よう見真似で下しました。
場所
砂浜や小さめの石の海岸ならどこでも釣れそうな感じです。私は家から近い Picnic Point 公園に何度か行きました。(ここはサーモン目当ての人も来ますが、かなり遠投しないと釣れないそうです。まぁそれもタイミングや時期によるでしょう)
駐車場も十分スペースがあり、歩道橋で線路を超えるとすぐにビーチなのでお手軽です。
潮が引くと、かなり遠浅になります。
油断して、遠くまでいって大変なことになりかけました。膝上までのウェーダーがバケツみたいになって、乾いたビーチでひとりだけ膝上までびしょ濡れになるという醜態をさらしてしまいましたw
本来、濡れないはずの部分が全部水浸しになった。
釣り方
どこでも買える安物のスピニングリールと9フートぐらいの竿でオッケー。波打ち際にいるのでそんなに遠くに投げる必要はなかったです。でもおそらく、遠くに投げた方が大きいのがいるかもしれないので、今年は日本からカレイの仕掛けを遠くに飛ばすオモリを仕入れます。(釣りに詳しい友達がFBで教えてくれました)。
疑似餌を使いました。両方ともSaltwater(海用)ということです。淡水とどういう違いがあるんだろう・・。
上がエビで、下は魚。
上のエビはシャンクが長めの、こういう形状の針を使いました。下のベイトはジグに刺します。ジグの形状は、底を引きずっても良いような形状のものが売ってたのでそれを使いました。
仕掛けは Dropper Rig というやり方です。簡単に自作できます。
釣り方は簡単で、キャストしたら、ゆっくりとリールインするだけです。下のベイトが底からあまり離れないようなスピードで。すこし抑揚をつけると上のエビがいい感じでぴょんぴょんと跳ねる感じになるので、それに食いついてくることが多かったです。
かなり簡単に釣れるので、家族と公園でBBQをする傍ら、ちょっくら釣ってくるぜ~ぐらいのノリでも釣れるので楽しいと思います。
ひとつ、難点というかあまり好きではなかったのは、カレイの臭いですね・・・。ヌマガレイはほとんどヌメリが無くて臭いもあまりなかったんですが(その替わり、皮が紙やすりのように固い!)、Sanddabの方はヌメリが取れるまではちょっと臭かったです。もちろん、下処理が終われば食べる時に臭うというのは無かったですが。
ニジマスは臭いがほとんどなく、下処理もしやすいのでそれも人気の理由なのかなと思ったりしました。
Greenling系(アイナメのなかま?)
これは家族とAnacortesにアトランティックサーモンを捕まえに行ったときに、別に仕掛けておいたところ、釣れちゃったというかんじで。ほとんど放置状態で誰も見てなかったのに2匹釣れました。本気でもっと竿も用意して行けばもっと釣れたと思います。
釣り方
Plunkingといって、仕掛けを魚がいそうなところに投げいれて、竿を立ててアタリがくるまで待つ。それだけです。ピクニックをしながら待つ、なんてことも出来るので家族で釣るのに向いてます。
アタリが分かるように鈴やベルをつけてもいいです。うちも、娘が「なんか鳴ってたよ~」って教えてくれたので、「じゃぁ上げてみな」って言ったらかかってました。
仕掛けはこういうのを作ります。Peternoster Rigとう名前があるようです。
この仕掛けに、餌をつけます。餌は本物のエビの切れ端でもいいし、釣ったさかなの切り身とかでもいいし、サーモン用に釣具屋で売っているサーディンをつけてもいいです。
Skulpin 系
この子たちは、わざわざ釣ろうとおもって釣らなくても、カレイの仕掛けにガンガン食いついてきます。いやむしろかかるたびに「またお前か~!」ってなります。
でも、小さい割に暴れるのでまったく釣れずに帰るよりも、これが2,3匹かかっただけでもちょっとは楽しめるかもしれません。食べられるそうですし、調べたらおいしいという噂もありますが、何しろ小さくて下処理が面倒そうなので食べてません。大き目のが釣れたら食べてみようかと思います。
場所
カレイがいそうな場所にはどこにでもいそうです。波打ち際でよくかかりましたから遠くに投げる必要なさそうです。
ボトムフィッシュまとめ
サーモン釣りを数日続けてて全くあたりがなくてヘコんでる時に、なんどか釣りに行きましたが、成功率が高いので気分転換にいいです。
基本、おいしく食べられるし、お持ち帰り制限も10匹なので、実はサーモンよりも生産性は高いかもしれません。
夏のビーチでぶらぶらしてるときに、竿と簡単な仕掛けと疑似餌のパックがいくつかあれば波打ち際でばちゃばちゃとやりながら釣れるので、家族やともだちとテンション低めに楽しむのにいいかもしれません。
今年の夏は、娘たちとビーチで遊びながら釣ろうと思います。
リングコッドは釣ってもよいシーズンが2週間ぐらいで短いですが、スーパーの魚セクションにも普通に並ぶような美味しい魚ということで、今年はチャレンジしてみようと思います。